小学生の勉強は習慣が9割 菊池洋匡

【本の簡単な紹介】

小学生の勉強習慣を身に付けるためのアドバイスが詰まった一冊です。勉強のやり方や日々のスケジュールの作り方など、具体的な方法が紹介されており、親子で実践することで小学生の学習習慣が身に付きます。小学生の学習に悩む方には特におすすめの一冊です。

【なぜこの本を読んだのか】

来年には長女も小学生。勉強系の習い事はしておらず、勉強習慣と呼べるものは特にない状況。周りの子たちの勉強習慣の様子から少し不安に感じています。他の本にも、中学受験を見据え未就学の間は30分程机に向かう時間があるのが理想等書いてあります。いざ小学生になり勉強がスタートする前に、余り抵抗感なく勉強を受け入れられるよう子どもたちをサポートしたく、この本を読みました。

【面白いと思った箇所】

・人の脳は現状維持を好み、変化を嫌う。

・結局勝つのは当たり前の習慣レベルが高い人。

・親自身が何事も変えていけると信じる。

【自分の考え、本への思い】

勉強の習慣をつけるための前段階として必要な目的。目的をうまく設定できれば子どもはぐんぐん伸びる。自分も幼いころ、憧れていた近所のお姉さんと同じ学校に行きたい!という気持ちが、自分の勉強に取り組む意欲につながっていたことを思い出しました。勉強も決して好きではなかったれど、自分で抱いた憧れがそのまま目標となり自分の原動力になっていたのだと思います。この内発的動機づけと呼ばれる「やる気」の三つの要素は①自律性(自分で選ぶこと)、②関係性(周囲の人間関係がうまくいっていること)、③有能感(やればできると思えること)です。親として、子どもがやる気を育てていくためにも、これら三つを意識しながら目的意識を作れるようサポートしていきたいです。

【まとめ】

子どもに勉強の習慣を身に付けさせるためには、まず自分自身が変化を恐れずに何事も変えていけると信じ、行動していく必要があると感じました。子育ての本を読めば読むほど、子を育てるというのは自分自身を育て、成長させていくものなのだと考えさせられます。確かに、口だけで勉強の大切さややるべき理由等を言われたところで、子ども自身は自分事とは思えずに言われたからやるという受け身な姿勢のままです。勉強の習慣を身に付ける前に、親自身が学ぶ姿勢や習慣の手本となり、子どもたちの「やる気」を育てる土台つくりに励みたいです。子どもと一緒の時間につい家事をやりがちですが、一緒に本を読んだり、自分も何か書いてみたり、一緒に机に向かう時間を作ってみようと思います。

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