【本の簡単な紹介】
中学受験までの長期的な視点から、勉強のコツや教育環境の整備、志望校の選び方、各科目への取り組み方などについて具体的でわかりやすい解説がされています。中学受験を検討している方向けの幼少期からの子育て方法における基本的な情報が満載の一冊です。
【なぜこの本を読んだのか】
既に中学受験をしよう!と決めているわけではないですが、これから通う予定の小学校では中学受験が盛んなようです。中学受験を経験していない親としては、公立でいいんじゃないのかなあというのが本音ですが、いざ小学校生活がはじまり、周りの影響で考えが変わりそうな可能性もゼロではないと考えています。そのようなときに、あのとき○○していればよかった、、、とならないようにもし受験をするとすれば何をしておくべきかというのは頭に入れておきたいと思い、読んでみました。
【面白いと思った箇所】
・夫婦で子育てビジョンをすりあわせる
・幼児に遊びと勉強の区別はない
・楽しさこそが学ぶ意欲の土台
・子どもと過ごすときはあえて時間に無駄を作る
・頭のいい子は幼児期にたっぷり遊んでいる
【自分の考え、本への思い】
「子どもと行動するときは時間に余裕を持つ」「日常を遊びに変えて学ぶきっかけを与える」「朝ごはんの後に今日の予定を聞く」をはじめ、幼児期のほんのひと手間が、中学受験をラクにする。流れ作業のように過ごしてしまう時間も、親の工夫によって子どもの学びのチャンスになったり、興味関心を育てるきっかけになります。幼児に遊びと勉強の区別はないというのは大事なポイントだと思いました。遊びと勉強を区別しているのは大体親で、その親の考えが子どもに影響を与えます。遊びも勉強もどちらもポジティブで当たり前であることという考えをベースに、子どもとの会話や生活の中で学びのポイントを増やしていきたいと思いました。
【まとめ】
中学受験を検討している親にとって、本格的に中学受験勉強を始めるまでの期間の子育て方法を学ぶために分かりやすく書かれた本です。一方で、中学受験を意識していなかったとしても、楽しさこそが学ぶ意欲の土台であるという、勉強に限らず人生でも大事なベースについて説明されており、幼児を育てるにあたって非常に参考になりました。まずは夫婦で子育てビジョンをすり合わせ明確にするとともに、楽しむ力=好奇心を育てていけるように日々の生活を大事にしていきたいです。