【本の簡単な紹介】
シリコンバレーにおいて日英バイリンガル幼稚園をを創立し子育てと両立する著者が、自身の経験や学びから得た考えを基に、シリコンバレーの先進的な教育内容を紹介した本です。世界に羽ばたく子を育てるために親がどのようにアプローチしをすべきかを説明しています。教育にかける時間や環境に限りがある中でも、自由な発想やプログラム思考を身に付け、非認知能力を育むために必要なことが詳しく書かれています。
【なぜこの本を読んだのか】
世界一、最高の、等の言葉に影響を受けやすい自分。ベストと呼ばれる教育は知っておきたいというミーハーな気持ちというのがこの本を手に取った単純な理由です。子育てで大事な変わらないこともありますが、時代にあわせて変化していくことも多くあります。ベスト、流行りとされる教育方法を知ることで、今の世の中でどのような力が求められているのかを把握しておきたいと思いました。
【面白いと思った箇所】
・子育てで大事なのは「環境を整える」、「意欲を育む」、「自立させる」、「社会性や豊かな人間性を育てる」の4つ
・幼児期の子どもはイノベーターのマインドセットを既に持っている
・早期教育のメリットは3年しか続かない。
・非認知能力とは数字で表せない「生きるための力」
【自分の考え、本への思い】
学力偏重で過干渉なこれまでの子育てとは、自分が受けてきた内容そのまま。ですが、自分は今それなりに幸せなので、自分が受けた教育が最低限あれば大丈夫と思っている節があります。ただ、少しずつ変化する時代において、子ども達はその教育を古いと思うようになるのかな。。従来の教育で自分が得られた学習の習慣や努力する力は大切にしつつも、非認知能力を高める教育を家庭で行うことによって、変わりゆく時代を生き抜ける子どもに育ってほしいです。「自分らしい幸せの実現」、「自分の力を社会に還元」という著者の言ういい人生は、「自立し、幸せな人生を歩む」という私の子育ての目標と重なる部分がありました。
【まとめ】
「自己肯定感」「意志力」「考える力」、「社会的スキル」「国際的スキル」という5つのスキルが世界で求められる力であり、これらは家庭でこそ育つ。身に付ける必要性を実際にどのように育んでいくべきか実体験等に基づいて説明されており、取り組みやすい内容となっていました。どれも家庭ででいることばかりであり、自分が既に大切だと思い実践している事柄もあったので、背中を押してもらうような気持にもなりました。特に、「遊ばせるほど、賢く能力の高い子になる」という点については、幼児期は幼児らしく、子どもが友だち等と遊ぶ時間を積極的に設けている我が家としてはうれしい内容でした。ただ、国際的スキル、英語についてはノータッチです。子どもの興味に併せて育んでいきたいと思っています。