【本の簡単な紹介】
子どもたちに正しい言葉をかけることで、彼らの自己肯定感や自己評価を高め、自信をつけることができる方法を紹介しています。著者のレベッカ・ローランドは、心理学や子育てに関する専門家として知られ、子どもたちの心を理解した上で役立つアドバイスを掲載しています。また、具体的なシーンや言葉の例が多数紹介されており、実践的なヒントが満載の一冊です。
【なぜこの本を読んだのか】
私は子どもの話を聞くのが大好きで、子どもが園で過ごしてきたか等について子どもと話す時間は自分にとって最高に幸せを感じる時間です。ただ、つい前のめりになってしまって聞きすぎてしまったり、なかなか会話が広がらないこともあります。時には無視さえることも、、、悲しい。この本から言葉かけの方法を学び、子どもにとっても良い会話となるような双方にとって質の高い会話になる機会を増やしていけたらと思いこの本を読みました。
【面白いと思った箇所】
・上質の会話に必要なのは、ほんの少しの内省と重要な習慣、そしてわずかな時間だけ
・リッチトークは、学び、共感、自信と自立、遊び、気質との付き合い方に関する子どものスキルを高める
・リッチトークの原則となるABCはA(Adaptive)臨機応変、B(Back-and-forth)双方向、C(Child-driven)子ども主導。子どもの願望や欲求に柔軟に応じ、お互いに積極的に会話し、子どもの関心に沿って会話を進めること
【自分の考え、本への思い】
上質な会話をするためにはほんの少しの内省と重要な習慣、そしてわずかな時間だけ。普段の会話をガラリと変えるのではなく、今ある会話のどこを変えればいいのかについてヒントを多く与えてくれる内容でした。まず私が変えなければならいのは、自分本位な点です。自分が聞きたいときに聞いてしまっていることが多いなと気づきました。振り返れば、子どもは私に会話のチャンスをたくさんくれています。ささやかな質問や疑問、みてみて!等。子どもがこちらに反応してほしいときに会話を広げることが、日常の会話をより豊かにするポイントです。子どもが繰り返し尋ねてくる質問も、上質な会話を楽しむチャンスととらえ、想像を広げ疑問や欲求を多面的に掘り下げ、子どもの成長を振り返る機会にできるよう挑戦していきたいです。
【まとめ】
普段の会話を振り返る良いきっかけとなりました。会話が好き、会話をしたいと思っているのに、子どもからのアプローチを存分に活かしきれていなかったなと反省です。どうしても家事や、追われる時間等に気を取られ、会話の優先順位が下がってしまう瞬間があります。子どもとの会話は、子ども主導でなければリッチトークにつなげていくのは難しいし、子どもがたくさん話かかけてくれる今の時間はきっとかけがえのない時間。まずは眠る前の絵本コーナーで、ダイアロジックリーディングできるような時間を確保したいです。眠る時間を意識しすぎて読んでいる最中の会話も少し流してしまうところがあったので。。変えられるところから変えていこう!!