92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て 大川繁子

【本の簡単な紹介】

著者が提唱する保育原理原則に基づいた、親子で幸せになるための子育てのアドバイスが書かれた本です。子ども達の気持ちや考え方を大切にし、共感することが大事だと述べられており、ストレスを減らして子育てを楽しむためのヒントが満載です。また、子ども達が自立心を育み、自己表現を発揮するための方法や、子育てにおける親の様々な悩みに対する解決方法も紹介されています。

【なぜこの本を読んだのか】

子育てに自信がなくなってイライラしてしまい、つい子どもにキツくあたってしまいました。感情的になってしまうことに対して反省ばかりの毎日で落ち込みます。著者の長年の保育経験による知見から子供と幸せになる子育て方法を学ぶことで、自分を励ましたいと思い、読みました。

【面白いと思った箇所】

・後で伸びる子は今を満喫している。

・イヤイヤ期はやるやる期。

・大人の当たり前で叱らない。

・子どもは接する時間よりも愛情の密度で育つ。

【自分の考え、本への思い】

豊富な保育経験から語られる育児の考え方、子どもとの接し方に触れ、心がすっと軽くなりました。自分にとっての理想の子育てを追い求めて、自分でルールを勝手に作り自分でがんじがらめにしていたんだなと。。もっとおおらかに構えるべきです。自分の当たり前や勝手に決めたルールで叱らない、というのは今の私に対して必要なアドバイスでした。ルールに従わせよう、思い通りにしようとすると親も子もしんどいです。ルールに従わせようと結局口出しが多くなったり手を出しすぎる結果になります。子どもとルールを決め、最低限のルール以外は余計な口出しをせずに、親子で楽しい毎日を過ごしたいです。

【まとめ】

自分の根底にあるのは、共働きによって子どもとの接する時間が限られる分、有意義に過ごさなくては・ちゃんとしなくてはという強迫観念のような焦りです。その根本の焦りについては、「子どもは接する時間よりも愛情の密度で育つ」という言葉が心強く、焦りが和らぎました。時間が限られているから焦る、ではなく一緒に過ごせる時間を大切に愛情をもって接していきたいです。子どもが今を満喫できる環境づくりをし、自らやる気持ちを丁寧に育くんでいくためにも、勝手な自分ルールに振り回されずに柔軟に過ごしたいものです。

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