【本の簡単な紹介】
子育てにおいて目標設定をする方法を紹介した本です。著者はSMARTゴールという手法を紹介し、親子で共有することで目標達成につながると説明しています。SMARTゴールとは、目標の設定を具体的・計画的・測定可能・実現可能・時間指定の5つの視点から行う手法で、子どもの目標設定だけでなく親自身の目標設定にも応用できます。子どもの成功につながる親のタイプを目指す人におすすめの一冊です。
【なぜこの本を読んだのか】
「子どもの成功は親のタイプで決まる」子どもの成功とは?親のタイプとは?親のタイプで子どもの成功が決まってしまうのでされば、現在の自分の親としてのタイプを知り、子どもの成功につながるタイプになるための方法を知りたいと思いました。
【面白いと思った箇所】
子育てにベストな親とは民主型の親です。民主型とは、子どものニーズを満たす親であり、特徴としてコントロールと期待水準が高く、子どもの気持ちとニーズをくみ取る温かさが高いという点が挙げられます。コントロールというと、親からの命令等といった意味合いが強そうですが、厳しく強制するものではありません。子どもが主体性を発揮して、自ら決まりを決めて自らをコントロールし自ら守るように仕向けるのです。つまり民主型の親とは、決められたルールと水準がちゃんと守られているかを適度に管理するマネージャー的ボスのことを指します。しかし、この民主型というのもだいぶ抽象的。そこでおすすめなのがSMARTゴールです。子育てに取り入れることで主体性・行動力、責任感が身に付く、子と共に親も成長できる有効なスキルです。
【自分の考え、本への思い】
ベストな親のタイプは子ども自身の持つ性格や育つ国に関わらず、子どもを人生の成功ー主体性と責任を持って行動し、その結果、自信と自尊心、社会性、思考力を身に付け、高い幸福感や満足度を感じながら生きるーに導く。そんな親に私もなりたいと思いました。子供の成長を決めるのは遺伝が49%、育て方などの環境が51%、親の育て方が子どもの成長に半分以上も影響があるとすれば、ベストと言われる親を目指し、子どもの成功に貢献したいものです。子ども主体のニーズを満たすためには双方向のコミュニケーションが必要不可欠です。「あなたはどう思う?」「あなたはどうしたい?」という子どもの持ちをまず聞くというところから民主型の親への第一歩を踏み出していきたいです。
【まとめ】
SMARTゴールというツールを子どもと一緒に使うには、子どもはまだ幼いかと思いつつも、民主型の親になるためにできることは今からでも取り組むべきです。双方向のコミュニケーション、ルールの明確化、親として自分が見本となること。特に「自分が手本となる」については厳しくも正しいことだなと思いました。子どもの求めることは親自らにも要求する必要があります。口だけの親は信用されないはずです。著者のベストな親になりたいという強い願望が、SMARTゴールというスキル発見につながり実践してきたように、自分も自分のベストを尽くして成長していくことで、子どもの信用を得ていきたいです。