【本の簡単な紹介】
著者の娘への家庭内での徹底した学習指導経験を踏まえ、これからの時代に必要な力と、それを身に着けるために家庭でできる子どもへの教育方法を紹介しています。実際にどのように家庭学習を進めていたか具体例も挙げられており、非常にわかりやすく説明されています。家庭学習の際に親が心がけるべきことや関わり方にも言及しており、家庭学習を実践する上で参考になる一冊です。
【なぜこの本を読んだのか】
地方公立高校から塾なしではハーバード大学に入学した子が、家庭でどのように育てられたのか興味がわきました。名門校に行くような子どもは学習と向き合う強い力がなければ到底難しいですし、塾など行くでもないとすれば親のサポートが必須です。自分の子どもに名門校に行ってほしい!と決めているわけではないですが、学習でも何でも自分が好きなことに興味を持って集中できるような力を持ってほしいと思っています。そのために親にできることをこの本から学びたいと思いました。
【面白いと思った箇所】
グローバル時代を子どもたちが生き抜いていくために欠かせない条件は自己肯定感、英語力、グリット、コミュニケーション力、マルチタスク力の5つ。
【自分の考え、本への思い】
家庭教育が子どもに与える影響は大きく、グローバル時代を生き抜く子どもを育てられるのは学校でも塾でもなく親。子どもが非認知能力を身に着けるのは家庭が中心であり、ハーバード生も家族との会話を通して読書や学ぶ楽しさを家庭で学んできたというリアルな声があります。確かに物事に取り組む姿勢などといった基礎は、幼いころから家庭で身に付けるものであり、学校で教わって皆が身に付くのであれば子どもに差は生まれないなと感じました。基礎は家庭で育むものという主体性を失わずに、家庭での子どもどのコミュニケーションを大切にしていくことで、子どもの非認知能力を高める手助けをしたいです。
【まとめ】
ハーバードに行くような子はやはり家庭での教育レベルが高く、親のサポートが徹底されていました。正直に言うと、「よし、全部真似しよう!」ではなく、「こんなすごい家庭もあるのか~」と感心する気持ちの方が大きかったです。というのも冒頭で聞かれている家庭のミッション、我が家は「自立し、幸せな人生を歩める人に育てる」です。家庭によってミッションは異なるし、ミッションが異なれば子育て方法も異なってきます。それでも自己肯定感やグリット、コミュニケーション等といった非認知能力は大事だと強く共感したので、親子の豊富なコミュニケーションを維持しつつ、まずはリビング学習に挑戦したいと思います。