【本の簡単な紹介】
才能だけに頼らず、努力や忍耐などの○○力を身に着けることで子どもたちは自分自身を成長させ、子ども達が豊かな人生を送ることができると主張しています。その力がどのように育まれるか、具体的な育て方のアイディアや方法などが紹介されています。
【なぜこの本を読んだのか】
伸びる子どもとは?○○って??とタイトルに興味を惹かれました。流行りの子育て論や教育論を知り目移りする日々で、振り回されないようなヒントを得られるのではと思い購入。
【面白いと思った箇所】
IQが高くてもEQが高くなければ社会で成功できない。EQとは自分の心の状態を理解し、それをコントロールする能力と、他人の心の状況を理解し、それに対応する能力を指す。EQが高いと、ストレス対処能力が高く、学業成績が良好で、職業的成功度が高く、社会適応が良く、人生の幸福度が高いことなどが報告されている。
【自分の考え、本への思い】
自分の思い通りにならないことは生きていれば何度も経験します。大事なのは挫折状況を耐え抜く精神力、頑張ってみる意欲、楽観性、集中力という主張には共感です。子育てしている中で、親心から傷ついてしまったらかわいそうと傷つかない子育てをついしてしまいそうになりますが、それよりも「傷つつきにくい心を育てる」が大事という部分にはハッとさせられました。自分の生きる道を力強く切り開いていける自発性や忍耐力が備わっていれば、どんな時代であっても自分らしく幸せに過ごしていけるはず。こういった非認知能力は幼少期にいかに育んでいくかが大事だと改めて実感しました。
【まとめ】
幼少期に非認知能力を育むことの大切さを改めてこの本から学びました。育む方法はいくつも紹介されていましたが、その中でも「友達と思いっきり遊ばせる」「親自身の非認知能力を高める」というのが印象的でした。遊びそのものが自発的な行為ですし、友達とのかかわりから子どもは対人能力等いろいろなことを学びます。また、親の非認知能力を高める、というのは自分の課題です。どうしても感情をコントロールすることが難しいときもあるので。。日々自分も成長しなきゃなと思いました。