【本の簡単な紹介】
著者が全米最優秀女子を育てた教育法を紹介した書籍。単に賢くなるだけでなく心豊かな人間として育てることを目指し、一人ひとりの特徴を尊重したカスタマイズされた指導法や、コミュニケーションの大切さ、そして常に前向きであることなど、理論と実践からなる濃密な内容になっています。
【なぜこの本を読んだのか】
非認知能力の育て方を読んで、著者のその他の書籍も気になっていました。その中で「全米最優秀女子」ってどんな子?アメリカでどんな人が最優秀とされているのか興味を持ったため手に取りました。
【面白いと思った箇所】
アメリカのエリート校では非認知能力を重要視。幼少期に著者の娘が過ごしたスクールでは小学校三年生まで一切宿題なし、教科書もない。自分で考える力、自分の意見を伝える力、実行機能、クリティカルシンキングという生涯通じて必要な技能を身に着けていく。子どもの興味に応じて秀でたところを伸ばす。
【自分の考え、本への思い】
自分の子にも、自分で人生を切り開き、どんな時も自分らしく強く幸せに生きてほしいと願っています。そのためには非認知能力を身に着けていくことが重要だと著書を通じて感じました。ただ、我が子はアメリカのエリート校に通っているわけではないので、自分にできる範囲で家庭でできることから非認知能力を高める子育てをしたいです。この本には著者が実際に行っていた具体的な教育法、接し方、考え方がわかりやすく書かれているため参考になります。特に、親からは命令をするのではなく、「あなたならどうする?」という問いかけを会話の中で意識していくことからら始めたいです。
【まとめ】
勉強して良い学校に入って良い会社に入れば成功とされた時代も変わりつつあります。とはいえ今も日本では勉強も大事ですし、早期教育も盛んです。現実と向き合いつつも本から学んだ新しい考え方も柔軟に取り入れることによって、自分の家庭にとってのベストなバランスを模索していきたいと感じました。